ケアマネージャーへの険しい道のり

ケアマネージャーのポストに就くためには、実務経験が5年以上必要になります。
介護の現場で、しかも最前線で5年以上の経験を積まなければならないのです。このポスト自体は女性にも適しているのですが、試験にパスして実際にポストに就くまでには相当の苦労をしなければなりません。どちらにせよ、まず最初は介護職員初任者研修から取得をするのがセオリーになっています。
介護職員初任者研修は、試験ではなくて研修です。つまり、真面目に講義を受けてさえいれば、基本的には誰にでも取得は可能です。介護職員初任者研修の資格が得られれば、初歩的な介護の仕事はこなしていけることでしょう。100時間程度の勉強が必要になりますが、介護の世界に入るための第一ステップと言っても過言ではないので、まずはここからキャリアをスタートさせていきましょう。
その後、仕事をしながら実務者研修を受けるのが一般的のようです。実務者研修も試験ではなく、300時間ほどの講習になっています。介護職員初任者研修よりも修了までに時間がかかりますので、働きながらカリキュラムを進めていくのがいいでしょう。実務者研修は、介護福祉士の受験資格にもなっています。
介護福祉士はケアマネージャーに続く重要な資格なので、これに合格できるよう事前に実務者研修を済ませておいたほうがいいでしょう。経験が3年以上になると、介護福祉士の国家試験に挑戦できるようになります。合格後、さらに2年の経験を経ると、ようやくケアマネージャーの国家試験に挑戦できるようになります。